A DAY WITH DEVON HOWARD
昨日はデボン・ハワード氏が来千葉。お昼前に合流して、改めてCI Logのボードやデザインのチェック、意見交換を行いました。会話の中で印象的だったのは、すごくディテールを大切にすること。「ほんの少しだけど、レールのこの部分は厚い方がいい/薄くした方がいい」「フィンに関しては、ティップの先端のフォイルをもう少し厚めにしようと思うけど、どう思う?」など。それだけ繊細で奥行きのあるフィーリングを追い求めているということ、それはCI Logに乗ればよく感じることができます。
喋り出したら止まらないのもデボンさん。風も強かったのでスローなスタートとなりましたが、セッションを敢行。千葉らしいビーチブレイクにて、ボードを持って歩くと煽られるほど強いサイドオフのコシハラムネ。流れも入り非常に難しいコンディションに、どう対応するのかとやや心配していましたが、大変失礼いたしました。と、少しでも心配したことに頭を下げてお詫びを入れなければいけないレベルのサーフィンを見せてくれました。トリッキーかつパワフルなフェードターン、ピーキーなセクションでのハングテン、そしてクールなプルアウト。どれもこれも、圧巻の一言。こんなよくないコンディションでも、空気もろとも違う世界へ連れて行ってくれる、そんな美しいサーフィンでした。やっぱりサーフィンはライブに限ります。そんな余韻を楽しみつつ、なんだかんだ夕方になってしまったので、お店へ戻りイベントの準備へと取り掛かりました。
【イベント後記】TALK STORY WITH DEVON HOWARD AT YR - HOSTED BY YUTA SEZUTSU
まずはじめに、ご来場いただきました皆様へ心より感謝を申し上げます。またいつもイベントに駆けつけてくれるキッチンカーParasolさんにも、感謝しかありません。デボンさんはハードなプロモツアーと引き換えに、道中はコンビニご飯が多かったとのこと。リクエストしたメキシカンが少し心を落ち着かせてくれたとのことで、それはそれはよかった。そしてスクリーンから音響・照明までのセットアップをしていただきましたCIクルーの皆様へも、心より御礼を申し上げます。おかげさまで心地よい雰囲気の中、イベントを開催することができました。
本当はデボンさん含めた設営クルーは、15時入りだったんですけど。みんなでサーフィンしちゃったので、そりゃ16時も過ぎます。でもまぁ、誰も焦ることなく、設営が終わったのは17時前。イベントのいくつかの直前打ち合わせを終えて、メキシカンとビールに舌鼓を打ちつつ、18時を過ぎたあたりからのんびりとスタートしました。
トークショーの構成自体は2部制。最初にデボンさんのストーリーからスタート、そして自分との対談となりました。詳しいところを書くと長くなるので割愛しますが、何かを問いかけるような投げかけるような話口調のデボンさんから、生い立ちや影響を受けてきたもの、いろんな例えを織り交ぜたスタイル論、ミッドレングスとロングボードへの考え方や哲学とその情熱。予定よりも10分ほど長めに(ある意味予定通り)お話いただきました。シンプルかつクリーン、というのが印象的。あれこれグダグダ言わず、押し付けることもなく。悟すような姿勢で語りかけるデボンさんに視線を傾けつつ、自分にとってのロングボードとは、サーフィンとは何かを、改めて考えさせられる時間でした。明確な答えをしっかりと提示していたわけではないので、みなさんもみなさんで、それぞれに感じることがあったと思います。
その後の対談では、そのデボンさんのストーリーを踏まえつつ、考えさせられながら、聞きたいことを順を追って聞いていきました。特にロングボードの過去や現在・未来について、それらについての違和感などもシェアすることができました。事前の打ち合わせも一切ない中で、しっかりとたしかに言葉を選びつつ、丁寧にご回答/お話いただいたことに、とても感謝しています。自分はトークショー自体もあまり慣れていないですし、目の前にデボンさんがいますので、そりゃ緊張もしますし、実際にはニュアンスが飛んでちゃんと聞きたかったことが聞けなかったり、まぁ50%くらい聴けたからいいかな、と。思いつつも、やっぱり反省ですね。次はもっとディープに聴き込みたいと思いました。笑 眠くなるような内容もあるなか、それでもお客さまにあたたかくご静聴いただき、和やかな雰囲気で開催できたこと。これにはデボンさんもとても喜んでいました。改めて、ご来場いただきました皆様へは、心より感謝の気持ちを申し上げます。ありがとうございました。実は音声を録音していたので、ポッドキャストなどで公開できればいいなと思いますが、内容によっては公開できないような話もありましたので、まずは許可取りでもしてみようかと...。笑 公開されたらその時はぜひ聴いてみてください。
素晴らしい時間をありがとうございました。CI Log / CIに関しましては、今後も情報をお伝えしていきたいと思いますが、もちろんお気軽にお問い合わせください。なにとぞよろしくお願い申し上げます。
Yuta